手持ちの99体のLoRAを新規学習なしでマージ・階層制御し、商業エロ漫画・超高画質イラストに耐えうる「最強の画風・画力LoRA」を錬成する極意を伝授する。
本ガイドでは、SDXL/Pony/Illustrious(U-Net系)および、2026年現在主流となっているFLUX.1/SD3.5(MMDiT系)の双方に対応した、極めて具体的な数値・ノード名・マージレシピを提示する。
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99体を無計画に混ぜると、重みの競合(干渉)により、コントラストの崩壊、高周波ノイズ、顔の崩れが発生する。まず手持ちのLoRAを以下の5系統に分類せよ。
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SDXL、Pony V6、Illustrious V12などのU-Net構造におけるLoRAは、通常16ブロック(BASE, IN01, IN04, IN05, IN07, IN08, MID, OUT00, OUT01, OUT02, OUT03, OUT04, OUT05, OUT06, OUT07, OUT08)で制御する。
| ブロック群 | 該当インデックス | 支配する要素 | 特徴とマージ時の注意点 |
| BASE | 0 | モデル全体のベースバイアス | 基本は 0.0〜0.2。ここを上げすぎると全体が破綻。 |
| IN | 1 〜 5 | 構図、ポーズ、アングル、骨格 | キャラクターのポーズ固定や、画面全体のレイアウトを支配。画風・画力LoRAでは徹底的に削る(0にする)。 |
| MID | 6 | 表情の整合性、デッサン、抽象度 | 高いとポーズと顔の破綻を防ぐが、画風の個性が薄まる。0.2〜0.5で調整。 |
| OUT | 7 〜 15 | 線画、塗り、テクスチャ、エロ表現 | 画風、ディテール、肉感描写のコア。画風・画力LoRAマージ時はここを最大化(0.8〜1.0)する。 |
LoRA Block Weight(Kohya-ss / WebUI / ComfyUI共通)に入力する16個の数値。
1, 0, 0, 0, 0, 0, 0.2, 0.5, 0.8, 1.0, 1.0, 1.0, 1.0, 0.8, 0.5, 0.20, 0, 0, 0.1, 0.2, 0.3, 0.5, 0.8, 1.0, 1.0, 0.8, 0.5, 0.3, 0.2, 0.1, 00, 0, 0, 0, 0, 0, 0.1, 0.3, 0.6, 1.0, 1.0, 0.8, 0.6, 0.3, 0.1, 0---
⚠️要検証:FLUX.1 / SD3.5におけるLoRA階層制御
FLUX.1やSD3.5は従来のU-Netとは異なり、テキストと画像を並列処理するMMDiT(Multi-Modal Diffusion Transformer)を採用している。
FLUX.1は double_blocks(19層)と single_blocks(38層)で構成される。
ComfyUIカスタムノード ComfyUI-Flux-Lora-Hook または Advanced-GPT-Lora-Loader ⚠️要検証を使用し、以下の配分で制御する。
double_blocks (10-18) = 0.8single_blocks (20-37) = 1.20.0double_blocks = 全て 0.1single_blocks (25-37) = 1.0---
99体の中から選定した「画風LoRA」と「画力LoRA」を静的にマージ、またはComfyUI上で動的に合成する際の黄金比率。
2つのLoRAを1つに統合する場合、単純な足し算(0.5 + 0.5)は破綻を招く。「周波数(階層)分離マージ」を行う。
SuperMergerの「Merge LoRA」タブを使用。
1,0,0,0,0,0,0.2,0.5,0.8,1.0,1.0,1.0,1.0,0.8,0.5,0.2 (画風プリセット)0,0,0,0.1,0.2,0.3,0.5,0.8,1.0,1.0,0.8,0.5,0.3,0.2,0.1,0 (画力プリセット)0.6 (LoRA AベースにLoRA Bを40%ブレンド)これにより、「画力LoRAのシャープな質感と解像感」を維持したまま、「画風LoRAの線画と彩色」を上書きした、破綻しない1体のハイブリッドLoRAが完成する。
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ComfyUIで複数のLoRAを同時に適用する場合、限界値の設計が必須である。
1.21.8 (階層が干渉しないため、実質的な許容量が増える)`text
[Load Diffusion Model]
│
▼
[Lora Loader Stack (RGthree)] ─── (LoRA 1: 画風 / W: 0.7 / Block: Style)
│ ─── (LoRA 2: 画力 / W: 0.4 / Block: Quality)
│ ─── (LoRA 3: エロ / W: 0.5 / Block: H-Texture)
▼
[Model Sampling Discrete / RescaleCFG (ノード名)]
│ ※CFGスケールによる色飽和を防ぐため、rescale値を「0.7」に設定
▼
[KSampler (Advanced)]
`
ComfyUI_noise_utils 内の Perturbed Attention Guidance (PAG)。scale: 3.0 / adaptive_scale: 0.0。LoRAを多重適用した際に発生する「線の二重化」や「アーティファクト」を強力に抑制し、ディテールのみをシャープにする。---
99体のLoRAをComfyUIで毎回ロードするのはVRAMの無駄であり、生成速度が著しく低下する。これを「SVMD (Singular Value Decomposition Merge: 特異値分解マージ)」を用いて、最終的に「超画力・神画風LoRA」3体に集約する。
99体を前述の5系統(画風、画力、エロ、キャラ、構図)に分け、各系統内で「最も品質が高いコアLoRA」を1体決める(シードLoRA)。
merge_lora.py)による次元削減マージ複数のLoRAを単純にマージすると、LoRAのランク(Rank/Dimension)が肥大化し(例: Rank 32 + 32 = 64)、ノイズが増える。SVMDを使用し、ランクを「16」または「32」に固定(挟み込み)したままマージする。
`bash
python networks/merge_lora.py \
--sd_model "path_to_your_base_model.safetensors" \
--models "style_lora_A.safetensors" "style_lora_B.safetensors" \
--ratios 0.6 0.4 \
--save_to "merged_style_rank32.safetensors" \
--target_rank 32 \
--dynamic_method svd
`
--dynamic_method svd(特異値分解)を指定することで、2つのLoRAの共通する重要な特徴軸だけを抽出し、不要な高周波ノイズ次元をカットしてマージする。STEP 2で作成した「統合画風LoRA(Rank 32)」と「統合画力LoRA(Rank 32)」を、SuperMergerで以下の比率で最終結合する。
Ultimate_Anime_Gen2026.safetensors1.0 (階層: 1,0,0,0,0,0,0.2,0.5,0.8,1.0,1.0,1.0,1.0,0.8,0.5,0.2)0.5 (階層: 0,0,0,0.1,0.2,0.3,0.5,0.8,1.0,1.0,0.8,0.5,0.3,0.2,0.1,0)---
この方法で錬成された Ultimate_Anime_Gen2026.safetensors をベースとし、ComfyUIで以下の運用を行う。
Weight: 0.8 で固定適用。Weight: 0.6、階層を IN メイン(1,1,1,1,1,0.8,0.5,0.2,0,0,0,0,0,0,0,0)にして適用。これにより、「キャラクターの容姿を完全に固定」しつつ、「マージLoRAによる圧倒的な画力・エロ質感・特定作家の美しい画風」を100%出力する最強の商業量産体制が完成する。